工法・テクノロジー

ティンバーフレームハウス

ティンバーフレームと在来工法との断面比較

バランス
  • ティンバーフレームハウスとは、製材した木材にほぞ(凸)を施し、他の木材に施した仕口(凹)に差込み木の釘(込め栓、木栓)で固定し柱や梁を組上げていく堅固な住宅工法を呼びます。日本の在来工法に似通った部分が多々見受けられますが、使用する材料や仕口には長年の研究結果と理由が凝縮されています。
    建物の基本構造形態であるラーメン構造(柱・梁で強度を作る構造)は、一般的な手法として多方面で活用されています。構造や梁の大きさは建物にかかる重さや風などによる力により決まります。構造の断面が大きいということは、当然柱間・梁間の長さを大きくすることを可能とし、空間設計の自由性が増します。
    また、人間の視覚は精神に大きな影響をもたらします。しっかりとした構造設計に基づくこのティンバーフレームハウスとは耐震性・耐久性に富んでいることはもちろんのこと、意匠芸術優先に設計された建物とは違い、見る人に安心感を与えます。これは、人間が本来持ち合わせている視覚バランスによるものと言えるでしょう。
ルーツ
  • ティンバーフレームハウスのツールであるヨーロッパには、その古い歴史と伝統が存在しています。イギリスのチューダースタイル、ドイツのティンバー、そしてスイスのアルペンなどは代表的なものです。
    一方、アメリカのティンバーフレームハウスはニューイングランドに渡った移民者の手によって、ヨーロッパとは違った進歩をとげていきました。それは北米大陸発見時に存在した無限の大木に起因するのです。
    現存するヨーロッパの実例では多種多様で複雑な構造がよく見受けられますが、これはそれまでに1000年以上もの歴史による技術進歩のためだけでなく、現実に大木がなくなり短い材料でも使わなければならない資源的な理由があったのです。廃船利用の建物がイギリスで見られるのもその現われです。
    しかし、アメリカには十分な大木があり大きなスパンを取ることと、単純な構造を可能にさせたのです。結果、ヨーロッパに比べ自由性の増したスタイルへと推移していきました。シンプルで機能性に富んだ住宅スタイルはアメリカ人の欲する合理主義にも合致したのでしょう。
自然
  • さらにヨーロッパと違う進歩を辿った理由に天候があげられます。アメリカのニューイングランド地方は気候の変化が激しく、木の枝と土を使ったワトル&ドーブと呼ばれる方法や、石またはレンガによって木の柱と梁の間に壁を作っていくヨーロッパ流の方法では木材の伸縮による隙間ができてしまいます。
    そこでフレームの外側から家全体をすっぽり包むクラップボードという木の水平のサイディングを外側から張る方法が考え出されました。
    こうして進歩を遂げたティンバーフレームハウスは住居・納屋・協会・公民館などニューイングランド地方のあらゆる建物に採用されていきました。今でも当時のままの建物は多く、最も古いものは1837年に建てられたボストン近くのフェアバンクス邸です。
認知
  • さて、そんなティンバーフレームハウスがなぜ今あまり知られていないのでしょうか?
    19世紀の中頃まで頂点にあったティンバーフレームも、東部でツーバイフォーという手軽な工法が紹介されてからは徐々に採用される機会が減りました。さらに、アメリカの中部にまで広がっていたティンバーフレーム工法でしたが、西へ西へと向かう開拓者が選んだ工法の多くはログハウスであり、ポピュラーな工法からティンバーフレームは姿を消していきました。この時期中部では大きくてシンプルな納屋をティンバーフレームで造り、手の込んだ住宅はツーバイフォーで造るケースが多くありました。高度成長が進み年間の着工件数が増加の一途を辿る中、やっと、森林伐採による環境問題が叫ばれ、過去の建造物の中でひときわ耐久年数が際立つティンバーフレームに回顧するようになってきたのは、アメリカでも最近のことであり、かつ少数の人達です。
魂の家
  • 現在雑誌などで紹介されているティンバーフレームを手掛ける会社は、アメリカ・カナダを通じ約50〜60件でしょうか(最近のアメリカの協議会メンバーリストを見ると、個人的に始めた人、或いはサイドビジエスとして取り組む人が増加していて現在150に及ぶ団体もしくは個人にて構成されています。)。そのうちの約15件を数年前に訪問してきましたが、工法にそれぞれの特徴があり傾向としては西にいくほど進歩的でありシンプルであることです。また、共通してそれぞれの口から聞けたのは、始めたきっかけがツーバイフォーの品質に対する疑問であり、彼らにとってそれは乱暴に建てられたり、「魂」のない家が多いと感じさせたことです。もっと丁寧に・もっと長持ちし・もっと安心感を与える家として彼らはティンバーフレームに着目したのです。
調和
  • ただし、原点ともいえる初期の建築工法まで戻ると、冬の寒気を十分に防ぐことができず、多種の策を用いるのは経済的な負担にもなります。その後の開発により今アメリカでもっとも扱われているのはストレススキンパネルの採用です。(日本では法規上屋根には使えますが、壁には条件を役所で確認する必要があります。)
    ストレススキンパネルとは内壁下地・断熱材・外壁下地が一体になったパネル素材です。この材料でティンバーフレームを完全に包むと壁と屋根の下地が出来上がります。断熱効果が極めて高く、家の外と内の環境をまったく別にすることさえ可能です。結果、室内の温度・湿度は自由にコントロールすることができますが、住む人の考え方(通気による自然志向など)や、役所の見解確認、融資上の条件確認が必要になります。
堅固
  • 昔からの理に適った構造と現代のテクノロジーも確かめていただきたい点ですが、何より知っていただきたいのは、あなたの感性を邪魔しない建物であることと、人と環境と時代を選ばないその堅固な姿です。
堅固
  • 昨年6寸角材の柱と梁材で作られた現代民家住宅を、長野の知り合いの工務店さんのお誘いで見て、頭をガーンと殴られたようなショックを受けて以来、民家型住宅やティンバーフレームの事を勉強し、やっと当社独自の姿が見えてきました。
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