創業50周年を過ぎて

記 2012年2月21日
弊社も昨年(平成23年)に創業50周年を迎え、日本商工会議所から表彰状をいただきました。
ひとえに、たくさんのお客様にリフォームや新築のご依頼をいただけたことによるもので、
私や初代の父を含め社員一同本当に感謝いたしております。

さて、一体会社と言うものは何年の寿命があるのでしょうか?また、お客様の家のメンテナンス
のために如何にして長寿な会社を作ったら良いのか?と言ったことをじっくりと考えさせられる
昨年でした。

一般的に会社の寿命には、次のような統計があります。
創業1年目で約30%近くが消滅する、5年後に残っている会社は約40%、10年後に残っている
会社は約25%であると言う統計です。
世間では良く、企業の寿命は30年、とか、ドッグイヤーの昨今では20年しか持たない、と言った
話が聞かれます。でも、私の友人の経営する裾野市の渡辺建設は、数年前に100周年を迎えて
おります。さらに、建築業界では有名な金剛組は創業が飛鳥時代とされ、創業1400年以上を刻
んでおります。
弊社も数年前より実務の権限を30代のスタッフにできるだけ移行し、管理の権限を40代のスタッ
フに移行してまいりました。社内的には色々な意見の違いや軋轢も経験しましたが、過ぎてみれ
ば、仲良くしっかりとやっていると思っています。
そんな中で、弊社に今改めて問われているのが今後のリーダー達のポリシーやコンセプトと言っ
たものの明確化だと思います。お客様に分りやすく、そして、お客様の立場に立ったポリシーで
なくてはいけませんし、お客様をはじめ、社員や協力業者の方々に納得していただけ、さらに社
会に貢献できるコンセプトでなくてはいけないと思うからです。
かつて、私と家内で大匠という設計事務所を作り、その設計上のポリシーやコンセプトを高度に
具現化する施工会社へと中西工務店を改革してきた今までと違い、より進化した、より成熟した、
例えれば良質な大人になることが今後の課題だと思っています。
二代目の腕白坊主が夢中になって夢と理想を追い求める時代を過ぎ、どの人達にも理解され
易く、声を掛け易い工務店と設計事務所を目指してゆきたいと思います。
今まで同様に今後ともたくさんの方々に助けられて進んでいくものと思いますが、どうぞ『皆様に
寄り添えたら幸せ』と信じている私達をよろしくお願いいたします。
2月現在、築29年経つ本社事務所も大規模な改築を行っておりまして、今後30年は快適に使え
る事務所を目指して最新の技術を取り入れております。幾つかの先進的な取り組みもしまして、
データの収集やより安価に高度な技術が使えるような取り組みもしております。
4月頃には完成してデータの収集に入りますので、その結果も皆様にご報告いたします。


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