家守(いえもり)とは 中西工務店の考えるアフターメンテナンスのことです。

子守は昔から年上の兄弟のお手伝いであり楽しみでした。私達は同じように建てさせていただいた家を
子守ならぬ家守で、長く楽しくお付き合いさせていただいております。
現在、一番長く家守させていただいているお宅は、沼津市内のお宅でして、45年前に(H22年現在)
私の父が建築させていただいた、今でもモダンな和洋折衷の住宅です。

家守も大変なことがたくさん有りまして、特に、床下の点検には苦労してまいりました。
狭い床下にもぐりこんで点検するのですが、少しメタボになりますと床下での移動がままなりません。
私も30代中盤まではOKでしたが、その後の限りない成長によりもぐれなくなって、後輩にその仕事を
委ねてきました。
そこで、H21年にやっと実用化された床下点検ロボットを導入し、パソコンでお客様と担当者がモニター
を見ながら床下の様子を確実に点検していくシステムが完成いたしました。

中西工務店のロボット『アニー』です、
皆様の家の床下にもお邪魔しますので宜しく…
画面で見るとこんな感じです。
床下の竹炭も良く見えますね…


点検口のあるクローゼットを片付けて頂き
お客様もごいっしょにご覧いただいており
まして、約40分間掛けて床下全体を確認し
もしも、シロアリの痕跡?や漏水の後?
等と疑われる箇所があれば写真やビデオを
撮影して詳細な確認と手当てをいたします。
この間に、スーパーバイザーの上田が設備
関係の点検や24時間換気の作動状況及び
フィルター等の点検確認をしております。
また、玄関の鍵の掛かり具合やストッパーの
調整や外部の総合的な点検等も併せて
行っております。
高気密高断熱住宅の住まい方の疑問点等も
その際にお聞きしまして、勘違いをなさって
いる場合には、改めてお話させていただいて
おります。

このロボット以外に、熱橋や見えない雨漏りを見つけるサーモカメラも用意し、もしも、人が見られないほど
狭い場所の場合には、病院で使う内視鏡のような検査器具も準備して点検に伺っております。
サーモカメラや建物用内視鏡などは、弊社以外の建築による建物のリフォーム用の検査にも大活躍です。
検査結果は、顧客データベースに記録されまして、ずっと家守のために利用されます。
いつも皆様と共に在りたい…と考える弊社の基本的な点検方法です。
点検のご連絡をさせていただいた折には、どうぞ、お時間をいただけますようお願いいたします。
中西和彦

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