2022.05.19
今日は、朝から健康診断でした。
朝8:00に受付が始まり、9時半頃にはほとんどの検査が
終わりますがここからが大変です。
最後の胃の内視鏡検査(胃カメラ)が終わるまで、
ここから待ち時間を含めて2時間程掛かってしまいます。
新型コロナウィルス拡大防止の為、昨年からは
待合スペースに雑誌が置いてありません。
私はこういう時には、ぼ~と考え事をします。
今日は、来年度に向けての若手の採用の件で、
いくつかの高校へ伺う予定がありそうなので、
『中西工務店の特徴』を
いろんな角度から深堀してみました。
とりとめのなく頭に浮かんだものをまとめますと
Point
・高品質な家づくり
・高性能な家づくり
・この2つの事を、創業以来ずっと続けている
となります。
私達の様な地場工務店(木造建築請負業)は、
本来は、自社で図面を書き、自社の大工が木を加工し、
自社の職人が現場で組み立てるのが当たり前でした。
それを統括していたのが棟梁の役目でした。
しかし昭和30年代の高度経済成長期に、我々の様な
地場工務店の多くが、国や大手住宅会社主導で進められた、
住宅工業化の生産システムをそのまま真似してしまいました。
合理化の名目で分業、そして複層化をしてしまい、
面倒な部分は下請けに依頼するというやり方が
当たり前になってしまったのです。
分業・複層化をすれば、一人でも工務店の経営は
可能になりますが、
その結果、高品質・高性能な家づくりにとって一番大切な、
設計・大工工事・仕事を管理し継承する事が
出来なくなってしまいます。
大手住宅会社の猿真似では、工務店らしさは無くなってしまいます、
当社では、面倒で大変ですが、今後も設計と大工の内製化を
続けて行こうと考えております。
『中西工務店の特徴』はイコール、『中西工務店の強さ』でもあります。
『中西工務店の強さ』は
・社員大工による丁寧な仕上げ
・細かな施工精度が要求される断熱・気密・換気精度の基準
・常に世界基準から学び、一歩前を行く
・高度な建築技術を守り、次世代に継承する為の若手技術技術者の育成
などなどです。
いよいよ、すべての面で日本の家も世界基準に近づきつつあります。
「省エネ」「温暖化」対策から見ても、国も待ったなしです!
などと、
60才を迎えた私が今後やるべき事を考えた、今日の健康診断でした。