□安くても買ってはいけない土地について
「こんな所、よく買ったね」と言う話を、時々聞きます。
よく注意すればわかるのに、余程買い急いだのか・・・
ちゃんと見ておけば、買わずに済んでいた物件です。
そうならないために、安くても買ってはいけない土地について話しますね。
□1つ目は、給排水が整備されていない(出来ない)土地
これは、結構あります。
ある程度費用を掛ければ、整備出来る土地と、お金掛けても整備出来ない土地があるんです。
実際の例で言うと、二つのパターンがあります。
一つは、今まで使っていなかったから設備していないという土地。
もう一つは、本来は整備しないといけないのに、整備せずに使っていた土地。
後者は、お金が掛かるので、整備しなかった土地です。
できれば、避けた方が良いですね。
不動産業者さんに、「給排水は整備されていますか?」と訊ねてください。
もし、出来ていないなら、費用が幾ら位掛かるかを聞いてください。
(重要事項説明書には、記入が義務付けられていますが、早い段階で聞いておいた方が早く結論が出ますので、)
□2つ目は、周辺に嫌悪(けんお)施設がある土地
一般的に、このような施設がある周辺の土地は安いのです。
例えば産廃処理施設や特殊な用途の工場です。
最新の消臭装置や防音装置が装備されていれば殆ど臭いや音は気にならない様ですが、古い施設の場合、風向きによっては、臭いがしてきたりするケースが有りますので、事前の調査が必要です。
又臭いや音に関しては、人それぞれ感じ方が異なるので気にならなければ、お買い得とも言えます。
又音に関して言えば、サッシの性能によって全く違う世界ですので、気密性の良いサッシを色々体感してみてください。
国産メーカーのショールーム、当社柳沢ショールームでは海外の木製&樹脂サッシをお試しいただけます。
どちらにしても、最初にお話しした用途地域を確認する事はとても大切です。
規制に守られている所が安心ですものね。
ちなみに、このような嫌悪施設の有無は、契約時の「重要事項説明書」に書かれていますので、必ず早めにご確認ください。
□3つ目は、大きな河川の近くや谷地にある土地です。
これはある程度、想像つきますよね。河川の氾濫による水害とか、地盤沈下の不安もあります。
大きな河川の近くや谷地はなるべく避けてください。
宅建業法の改正で、契約前の重要事項説明で、ハザードマップの説明が義務付けになりました。
又ほとんどの各市町村のホームページで津波や河川の洪水のハザードマップが見れる様になっていますので、事前にご覧になるといいですね。
□4つ目は、高台で見晴らしがいい土地です。
えっ と驚くのは当然です。
確かに、こういう土地は、開放感や眺望が魅力です。バブルの頃に、傾斜地の造成が盛んに行われていました。
人気があったのですね。
しかし、これも平地の土地と比べると基礎工事や地盤改良に必要以上にコストが掛かる事も有りますので、それらを含めますと、近隣の平地の土地と近い価格になると思っていた方が良いでしょう。
特に、掘込車庫付きの古い土地の場合、現在の法律では殆どのケースで掘込車庫の上には建物は建てられませんので、要注意です。
心配でしたら、信頼のある設計士にご相談ください。
以上、4つの安くても買ってはいけない土地についてお話ししました。
□まとめ
いずれもこの様な土地を絶対に買ってはいけないと言う事ではありません。
安いには、安いなりの理由があるということです。
安くて良い土地はありません。
ですから、安い土地を買う場合は、費用対効果やリスクについて一番最初に経験豊富な建築士に相談する事をお勧めします。
契約前の「重要事項説明書」に記載される事は、当然重要なことです。
不動産屋さんは面倒なので契約直前に説明したがりますが、契約直前ではなく一番最初に聞いてください。
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この記事は私が投稿しました。
川崎誠(専務)
土地選び・資金計画・リフォームを得意とし、
目指すはお客様への究極のホスピタリティー。
宅地建物取引士・FP(ファイナンシャルプランナー)
二級建築士の資格を持ち、
お客様の家作りのサポートに徹しています。
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解決方法を考えるのが好きなので、
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