□以前の土地選びセミナーで頂いた質問です。

インターネットの不動産サイト内で「新築住宅」を検索してみると、たくさんの建売物件が登録されています。

よく見ると建物がすでに完成して数ヶ月経っている物件から、まだ更地のまま建物の工事が始まっていない物件まで様々な物件が存在しています。

また「売土地」で検索すると、まれに「建築条件付き」と書かれている物件があります。

意外と知っている様で知らない「建売」と「建築条件付き売土地」の違いは、土地選びのセミナーでも良く頂くご質問です。

今日はこの「建売」と「建築条件付き売土地」の違いと注意点を、詳しく解説いたします。

□「建売」(分譲住宅)の特徴

◆特徴:大きな土地を分割し、それぞれに建物を建てた状態で販売する方式。

1区画~数十区画の大規模建売分譲もある。

◆売主:主に大手建売専門業者

◆間取り等の制約:着工前であっても間取りやデザインの変更は出来ない。

◆購入時期:建築確認申請が許可されると広告と販売を開始する。

◆価格:建売専門業者による大量仕入れ大量生産システムにより総額が安い。

◆最新情報:総額が安いのが建売の最大のメリットだが、資材の高騰や新型コロナウィルス拡大によるマイホーム取得者数の減少、土地保有期間の長期化による金利負担増などにより、「相場より高い建売」も不動産市場に登場しているので注意が必要。

 

 

□「建築条件付き売土地」の特徴

◇特徴:3ヶ月以内に売主と建築工事の請負契約をする事を条件とした土地売買契約。

◇売主:建築業と不動産業の許可を併せ持った業者

例:大手住宅会社、不動産登録している建築会社、建築登録をしている宅建業者等

◇間取り等の制約:基本的には自由だが、一定の制約が後から分かりトラブルになるケースが多いので、注意が必要。

◇購入時期:土地購入後、通常3ヶ月以内に建物の工事請負契約をしなければならない。

◇価格:一般的には建売よりも高額になる。

◇最新情報:以前は土地購入+新築の主流であったが、国の進める諸制度の元、高品質な建売が増えてきた為、現在はかなり減少している。その為交渉次第では建築条件を外すケースもある為、売主業者で建築する事を望まない場合でも諦めない事が肝心。

□まとめ

12月10日、11日に開催する相談会は、以上の様なご質問を交え、「建売」「建築条件付き売土地」「中古住宅+リノベーション」「土地購入+注文住宅」を違いや、それぞれにお得な地域などを例に出し、楽しみながら勉強する『良い物件を確実に買える』相談会です。

真剣にマイホームをお考えの方は、ぜひお申込みください。

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この記事は私が投稿しました。

川崎誠(専務)

土地選び・資金計画・リフォームを得意とし、
目指すはお客様への究極のホスピタリティー。

宅地建物取引士・FP(ファイナンシャルプランナー)
二級建築士の資格を持ち、
お客様の家作りのサポートに徹しています。

お客様の困りごとを何でも自分の問題として
解決方法を考えるのが好きなので、
マイホームのことでしたら何でもご相談下さい。

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