2020.10.9
勢いを増して日本に近づいている台風14号。いよいよ本格的な台風シーズンです。
台風が通過すると施主様から電話が入りますが、気を付けて頂きたいのが破損したエアコンの室外機。
昨年の台風15号が通過して後も、エアコンの室外機が倒れたり、所定の位置からずれてしまったりしたお宅をニュースで見ました。
まだまだ暑さも続いていますので、自分で元の位置に戻してすぐに使いたい事は分りますが、実はたくさんの危険や怪我の原因が潜んでいます。
怪我や危険の原因
◆その1
怪我の理由として、室外機と室内機をつなぐ冷媒配管(銅でできた配管)への負荷で破損し、“冷媒”と呼ばれるガスが漏洩する可能性があることが挙げられます。
配管に開いた小さい穴から勢いよく吹き出す冷媒はマイナスの温度になっていることもあり、それを触ってしまうことで凍傷など負傷することもあります。
◆その2
目視では判別できない破損が生じている可能性もあります。
また、お客様自身で動かすことで、配管等に新たな破損が生じる場合もあります。ご自分では動かさず、メーカーサービスまでご相談ください。
分らない場合には、当社でお調べします。
◆その3
室外機が倒れている状態でのエアコンの使用はお控えください。
一見、正常な運転がされているように見えても故障が発生している場合があります。また、倒れたままお使いいただくと、それが新たな故障の原因にもなります。
◆その4
さらに、室外機が浸水してしまった場合はエアコンの使用を中止してほしい、という注意も。
電気回路の部品に水が入ってしまった場合、一度乾いても漏電や発火などが起きる可能性があり、また、泥などの不純物がモーターの不具合の原因になることもあるため、電源プラグを抜く、またはエアコンのブレーカーを切って点検依頼をしてほしい、との庫とです。
エアコンの室外機を転倒させない方法
多くの場合、樹脂性の軽い置き台が使われますが、強風が吹く場所に室外機を設置する場合は、コンクリート製の重い置き台を採用することをお勧めします。
また、コンクリート製の置き台の下に ゴムでできた防振パッドを敷くと、強風によるズレの防止にもなりますので効果的です。
まだまだ台風シーズンが続きますので1度ご自宅のエアコンの室外機を点検してみてはいかがでしょうか?
引用は、YAHOOニュース FNNプライムオンラインです