□今冬最低気温-1.4°を記録した、12月20日 当社事務所の室温を計測しました。
◆外気温 -0.6°(AM7:30)
◆室温 17.7℃
◆壁の表面温度 17.7°
(温度差0)
(2018年 外断熱リノベーション施工済)
下表は、2022年12月20日AM7:30の気温です。この日は全国的に寒波が押し寄せ三島市では、午前6時に今冬最低の–1.4℃を記録しました。
当社事務所のある沼津市沼北町でも午前7:30の気温が、この冬一番の冷え込みで-0.6℃まで下がっておりました。
さて、外張り断熱リフォームをした事務所に入ってみますと室温は17.7℃でした。
暖房は前夜午後7時に停止したままの無暖房状態。又24時間換気をしていますので、部屋の給気口から-0.6℃の外気が導入し続けている状態です。
□内外温度のまとめ(2022年12月20日)
◆外気温 AM7:30 -0.6°
◆室温 17.7°
◆室内外壁面表面温度 17.7°
◆暖房 前夜19:00に停止後無暖房状態
□外断熱リノベーション概要(2018年施工)
◆軽量鉄骨2階建て事務所
◆断熱材:防蟻EPS 厚さ40mm
◆サッシ:遮熱LowEペアガラス付樹脂サッシ
※1階は土間床のまま、断熱等級は3~4の間です。
驚きなのが、室内の表面温度の低下が全くないのです。
この日の外壁面の室内表面温度は、17.7℃ですが、外張り断熱の効果で、外壁面の温度の低下が全くありません。
体感温度は、一般的には以下の式で表されます。
体感温度=(室温+室内外壁面の表面温度)÷2
一般的に外壁面の表面温度は室温より低くなる為、室温を上げても壁の表面温度が上がらないと、体感温度も上がり難いということです。この日の様に室温と表面温度が同じですと、そのまま17.7°の体感温度となりますので、省エネルギーで快適な環境といえます。
さて、地球温暖化対策としまして、世界規模での省エネルギーに対する様々なルール作りが進められております。
建築物に対しては、現状よりレベルの高い断熱基準が発表されました。(HEAT20 G1~G3という基準)
平成28年省エネルギー基準を1とすると、現在の最高レベルの断熱性能4は、1.45倍の断熱性能ですが、この度発表された、HEAT20のG2では、1.89倍の断熱性能となるとても高い基準です。
そしてHEAT20G2グレードの独自指標は、6地域(静岡県東部の大半の地域を含む)の場合、室温が、概ね13℃を下回らず、15℃未満になる時間・面積の割合が10~30%程度としております。
わが社でのご入居宅への聞き取りでは、
◆三島市K邸 低炭素認定基準(UA値=0.6)
昨冬のデータで、朝7:00にリビングの室温が15℃を下回っていたのはわずか7日。いずれも前日の午後11時頃に暖房運転は停止した状態です。
給気口が集中している為、家の中で一番冷えるリビングでも※7日÷365日=約2%ですので、そのレベルの高さがお分かりいただけるかと思います。
◆長泉町Y邸 ZEH基準(UA値=0.56)
昨年10月にお引渡しを致しましたY様邸では、この冬は、朝でも18℃位ですとの事でした。
今年も、これから家づくりを進める皆様に、様々な手作りデータで快適で省エネな家づくりのお手伝いをさせて頂く所存です。
よろしくお願いいたします。
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この記事は私が投稿しました。
川崎誠(専務)
土地選び・資金計画・リフォームを得意とし、
目指すはお客様への究極のホスピタリティー。
宅地建物取引士・FP(ファイナンシャルプランナー)
二級建築士の資格を持ち、
お客様の家作りのサポートに徹しています。
お客様の困りごとを何でも自分の問題として
解決方法を考えるのが好きなので、
マイホームのことでしたら何でもご相談下さい。
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