2022.6.4
今日と明日の2日間
防災住宅相談会を開催しております。
丁度先日の静岡新聞の携帯トイレの記事が1面に出ておりましたので、
深堀させて頂きます。
災害時トイレ「不足の恐れ」39%!
静岡新聞5/30版
上は、静岡新聞5/30のトップページのタイトルです。
大規模災害時に使えるトイレについて、道府県庁所在地の市と
政令指定都市計51市の39%にあたる20市が、
「不足する恐れがある」と考えていることが
各市への調査で分かったそうです。
大規模災害時には避難者数が膨大になり、
自治体の備蓄分だけでは対応に限界がある現状が浮かびました。
過去の災害では、断水などで多くのトイレが使えなくなった。
トイレに行かないよう、水分を控えて体調を崩す人も後を絶たず、
国が家庭での備えを呼び掛けています。
【災害用トイレの種類】
◆携帯用トイレ
まず最初に準備したいのが携帯トイレですね。既存の便器の上に
置いて使用します。保管場所を取らなくて便器の上における
携帯トイレは、排せつ処理袋とジェル状の凝固剤がセットに
なっています。50枚や80枚入りで5000円以内の製品が人気の様です。
◆ポータブルトイレ
避難所でのトイレ待ちの事も考えますとポータブルトイレの
事も考えてしまいますよね。ポータブルトイレの人気1位は、
1万円台の簡易水洗タイプですが、重さが8㎏以上なので
避難所まで持ち運ぶのは少ししんどそうですね。
キャンプ用品としても使える簡易テント+組立式プラスチック便器+
排せつ処理袋のセットが実用的な様です。折り畳み式で
キャリバックに収納でき重さも1.2㎏、価格も1万円を
切っていますので、一家に一台置いといてもいいですよね。
定期的に開催する防災住宅相談会では、
住宅として省エネ快適であることはもちろん、
災害時に地元の工務店としての役割を担うことができるようにと
様々な工夫と備えをし、実験的な 試みも しています。
近年の気象状況の大きな変化に伴い、これから家づくりを
お考えの方々に、設計者、造り手として、どのような
ご提案ができるか日々考えております。