「マイホームを建てるためにはいくらほど貯金があった方が良いのかな」
「頭金はいくらくらい出して貯金はいくらくらい残しておいた方が良いのかな」
新築マイホームをお考えの方で、このようにお悩みの方は多いでしょう。
今回は、マイホームに必要な貯金の目安と、貯金をいくら残しておくべきかご紹介します。

□マイホームに必要な貯金の目安をご紹介!

はじめに、必要な貯金の目安をご紹介します。
一般的には、「物件価格の10%~30%」を貯金で支払えると良いといわれています。
たとえば、物件価格が3000万円の場合は300万円~900万円が目安になります。
ここで金額に幅があることにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、これは住宅ローンの組み方を工夫することで、用意すべき貯金を減らせるためです。

貯金で支払ったお金は、手付金や諸費用、頭金となります。

ただし、貯金が少ない場合は必然的に住宅ローンの借り入れが多くなり、返済の負担が大きくなるため、注意が必要です。
一方で、貯金を使いすぎるのも避けるべきです。
急な出費があったり、入院することになったりした際に、今後の生活が苦しくなります。
最悪の場合、返済にも影響が出てしまうので、手元に残すお金と自分が出すお金の最適なバランスを見極めることが大切です。

手元に残すべき貯金については次章でご説明します。

□貯金はいくら残しておくべきか?

結論から申し上げますと、手元に残すべき最低限の貯金は「月収の3カ月~4カ月分」と言われています。
もう少し余裕を持たせたい場合は、「月収の6カ月~12カ月分」の貯金があると安心です。
たとえば、月収30万円の方ですと180万円~360万円の貯金を残しておくと、心に余裕をもって生活できます。
手元に月収の6カ月~12カ月分の貯金があれば、急な出費にも対応できますし、必要な家具家電も無理せず購入できることでしょう。

手元に残すべき最低限の貯金が厳しい場合は、頭金を抑えることをおすすめします。
手元に残すお金と頭金のバランスは判断が難しいところですが、頭金にお金を使うよりも手元に残す貯金を増やした方が賢い選択と言えます。

□One point advice(当社ファイナンシャルプランナーの川崎より)

Qus.ここまでお読みになって、あなたが決してやってはいけない行動とは?
Ans.金融機関のネット審査をしたり、急いでローンセンターへ相談に行く事。

「えっ!? なぜ自分でネット審査したり、住宅ローンセンターへ直接相談に行ったりしてはいけないの?」こうお考えになるのはごく当然ですよね。

住宅ローンというのは、国の政策として金利や返済面での通常の融資よりも優遇されています。
反面、取扱いの窓口である金融機関の担当者は、住宅ローンの可否や減額などについてその理由をお客様に伝えてはいけないと言う、厳しくて(おかしな)ルールが有るのです。
又一度審査に掛けると、お客様の個人情報は1~5年間は共有されるシステムです。

交差点での信号に例えると、黄色だったら絶対に渡ってはいけない。
でも青になったら絶対に渡らなくてはいけない。そんな感じでしょうか。

ですので頭金をどの位使ったり、住宅ローンを有利に借りたりするのには綿密な作戦が必要です。
そのお手伝いをするのが、ローンの仕組みに熟知したファイナンシャルプランナーやローンアドバイザーになります。
さらに高額な不動産の購入や新築・リノベーションも絡みますので、不動産や建築の法律に熟知した宅地宅物取引士や建築士の知恵も必要になります。

□まとめ

本記事では、マイホームに必要な貯金の目安と、貯金をいくら残しておくべきかをご紹介しました。
本稿が皆さんの家づくりのお役に立てれば幸いです。
当社は、人にも環境にもやさしい永続性のある家づくりを心がけています。
自由設計で家を建てたい方は、ぜひ当社へご相談ください。