住宅を購入するには、たくさんのお金がかかります。
少しでも利息を減らすために頭金を多く払いたいけれど、貯金がなくなってしまうのは不安な方もいらっしゃると思います。
そこでこちらの記事では、貯金を残しておくべき理由と、その具体的な貯金の量について紹介します。

□家の購入後にお金を残しておくべき理由とは?

住宅ローンは、頭金を多く準備することで借入金が減額される仕組みです。
そのため利息を支払う金額が減るので得をするというメリットがありますが、家の貯金をすべて住宅の頭金に使ってしまうと、様々なリスクが考えられます。

この「コロナ渦」で多くの人が失業しました。
他にもリーマンショックなど、たくさんの人が実感した通り、現代において安定は無いと言っても過言ではありません。
また、将来的にお金が必要になる場面は、想像以上に多いです。

例えば、病気になった時には、当然収入が減ることがあるので備えておく必要があります。
貯金だけではなく、保険の見直しも検討しましょう。

また、子供の教育資金も想像以上にかかることがあります。
習い事や受験、もし私立の学校に通うことになると、必要なお金は増えます。
さらに、子育てによって、今まで正社員として働けていた母もパートに変更せざるを得ない状況になることもあるでしょう。
このように、もしもの時に備えて貯金しておくことは必須です。

そしてここで大切になってくるのは、頭金と借入金のバランスです。
借入金は、利息があるため早く返したいですが、貯金を考えると多すぎても不安になってしまいます。
これらの、事態に備えるためにも貯金は残しておきましょう。

□貯金はいくら残すべき?

理想の家を購入することで、今後の生活も理想的になると言えます。
しかしその中にお金に対する不安があると、幸せを感じられなくなる場合もあるので、「余裕」がある貯金をしましょう。

手元に残すお金は、およそ生活水準の6か月ほどが良いでしょう。
1か月に20万使う家庭であれば、6か月分の120万を残しておくことがおすすめです。
多ければ多いほど安心ですが、借入金を減らすことを考えると、最低6か月分は残しておくことをおすすめします。

また、現代において、住宅ローンは、低金利であることが多いため、貯金をぎりぎりにするよりも、頭金を減らすほうが良い場合があります。
頭金として、最初に払わなくても繰り上げ返済などで返済額を抑えることもできます。
選択肢はたくさんあるので、自分の生活にゆとりを持つことができる方法を選びましょう。

□まとめ

住宅購入後には、予想外の出来事に備えるためにも、ある程度の貯金は残しておくと安心して暮らせますね。
利息を減らすために無理をして頭金を払うよりも、余裕のある生活で新居を楽しみましょう。
住宅の購入をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。