結婚や出産、お子さんの進学などをきっかけに新築マイホームを検討される方は多いです。
マイホームのタイプの1つに注文住宅があります。
注文住宅は、間取りやデザインの自由度が高い点が魅力の1つに挙げられます。
今回は、注文住宅を建てる際に役立つ家づくりの基本をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□注文住宅はどうやって建てる?

注文住宅と言っても、建て方にいくつかパターンがあります。
ここでは、そのパターンについてご紹介します。

1つ目は、自分の土地に建築する方法です。
既に所有している土地があり、その土地が住みたいエリアにある場合は、土地探しをする必要がありません。
土地探しにかかる手間や時間、土地を購入するための費用を省けるため、他の方法より家が完成するまでの時間を短縮できます。

2つ目は、土地を購入して建築する方法です。
この方法で注文住宅を建てる方が特に多いです。
しかし、特に都市部や人気エリアでは希望の条件に合う土地が見つかりにくく、土地探しのハードルが高く感じる方も少なくありません。

3つ目は、建築条件付き土地に建築する方法です。
建築条件付きで売り出されている土地は意外と多くあります。
条件としては、「土地の売主が指定する建築業者に工事を発注しなければならない」といったものなどがあります。

4つ目は、借地に建築する方法です。
あまり多くはないですが、借地に建築するケースもあります。
土地を購入する場合に比べて初期費用が安く済みますが、土地の賃借料を払う必要があるため、ランニングコストがかかります。
そして、期限がきたときには、建物を解体して土地を明け渡すか、期限を更新する必要があるため、長く住みたい場合には不向きと言えます。

□家づくりで考えるべき基本的なこと

理想の家を建てるためにはいくつか考えておくべきことがあります。

1つ目は、立地です。
土地探しが必要な場合に、非常に重要となるポイントです。
職場や学校への通勤通学は楽か、駅からの距離はどうか、スーパーや病院などは近くにあるかなどは最低限確認しておいた方が良いでしょう。

2つ目は、間取りです。
家族構成や家族の要望などから、間取りを考えましょう。

3つ目は、デザインです。
住宅のデザインは生活の満足度を得るために大切です。
ナチュラルテイストや北欧風、モダンなど、どのようなデザインが良いか決めておきましょう。

4つ目は、基本性能です。
耐震性・断熱性・耐久性といった住宅の性能は、快適な生活を送るために大切です。
地震などの災害やヒートショック現象などから身を守るためにも必ずチェックしたいポイントです。

5つ目は、ランニングコストです。
予算を抑えて家を建てても、メンテナンスコストや光熱費が高ければ、出費は多くなってしまいます。
ランニングコストも必ずチェックしたいポイントです。

□One point advice
ファイナンシャルプランナーの川崎より

今日はランニングコストについてのアドバイスをさせて頂きます。
家を建ててもその後も色々な費用が発生します。

光熱費
・光熱費で一番先に考えたいのは、オール電化にするかガスの併用にするかの選択かと思います。オール電化の価格面でのメリットが少なくなった為、さまざまな選択肢が考えられます。都市ガス地域でも災害の普及時の早さでLPガスを選択するケースや、ガス衣類乾燥機の仕上がり品質の高さから、オール電化+衣類乾燥用ガス配管を選択する方も増えてきています。又オール電化ですと太陽光発電との相性が良いのですが、ガスを選択する場合にはガス給湯器直結タイプの太陽熱温水器も償却期間が5年程度の為、コスト対効果の高いものを選んでも良いでしょう。

税金
・土地や建物など不動産を持つと様々な税金が掛かってきます。不動産を購入した時の不動産取得税、土地や建物の登録時に掛かる登録免許税、そして一番の出費はマイホームを取得すると毎年掛かる固定資産税です。これらの税金も事前に確認して、新生活に備えましょう。

家のメンテナンス費用
・5年毎のシロアリ予防の薬剤施工費用
・5~10年毎の外部コーキング再施工費用
・10~15年毎の屋根外壁塗装費用
これらの費用が定期メンテナンスに掛かる費用です。新築時に、選ぶ素材や施工方法を少し工夫するだけで、メンテナンスサイクルが5年以上長くなったり、1回のメンテナンス費用が10万円以上お得になったりする方法があります。

決める事が多い注文住宅ですので、出来るだけ専門家の私たちにご相談ください。

□まとめ

本記事では、家づくりの基本として注文住宅の建て方と考えてほしい条件をご紹介しました。
本稿が皆さんのお役に立てれば幸いです。
新築マイホームをお考えの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。