金物工法の建て方の様子 4  屋根の施工とダブル通気工法
屋根の施工が始まった写真二枚です、左は急勾配の平屋部分と棟違いの2階建ての家で
右は大きな片流れと深い軒を持つ家の例です。
どちらの家も屋根の斜めを支える『垂木=タルキ』と言う部材が大きな断面なのに気付かれますか。
地震や台風に強い家造りには、このタルキと野地合板とのセットで屋根面を強く造ることが重要です。
一般的な在来工法の屋根組みでは材の強さも金物の強さも国際基準に照らすと弱すぎます。

正面からは総二階に見えるお宅です
屋根をご覧いただくと、
普通の野地板に丈夫な防水紙を張った
上に、縦にタルキ状の木を打付けている
最中です。
これは、二重野地工法の上タルキです。
タルキと野地板を二重にしてダブル通気
工法(D−AIRと言います)にして
夏の暑さ対策と建物の高耐久性を確保
します。北欧の建築ではごく普通に採用
されている工法です。
弊社では、屋根の仕上げ材別に
4種類ほどのダブル通気工法を施工
しております。
 
         

屋根の端っこを下から覗くと良く解りますね
もちろんこの後、鳥が入らないように施工さ
れていきます。
この施工中の屋根もダブル通気工法の例です。
夏も冬もその実力を発揮します。
しかも、30年以上塗り替え等のメンテはいりません。
 


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