健康を促進する室内環境
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地球環境に配慮した建築技術
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建物の長命化と資源の持続性の追求
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人にも環境にもやさしい、永続性のある家づくり
グリーンとは・・・
審美性や耐久性に優れるとともに、人の健康と地球環境にやさしさを追求した家づくり。言い替えるなら、環境共生型健康住宅です。Green Buildingはアメリカで使われている建築用語です。
サスティナブルとは・・・
維持や補修、基本的な地球環境保護要素の確保などに優れた家づくり。私たちは100年持つ家でなく、100年以上お使いいただける、100年住宅をめざしています。
グリーン&サスティナブルな家づくりの概念図
中西工務店は、静岡や愛知のような温暖地にも対応した当社独自の「高気密高断熱住宅技術=SISV工法」をベースに、太陽、風、地熱などの自然の恩恵を活用した「自立環境型住宅(国土交通省)」をつくっています。当社住宅の省エネ度は、削減目標50%に対し45%削減を達成しています。
省エネ&断熱性
- 日本の次世代省エネ基準を上回ることが必要です。
さらに、静岡や愛知のような温暖な地域であっても、岩手や青森で要求される、よりハイレベルな基準をクリアできれば申し分ありません。外壁のみならず基礎部分も外側で断熱する外断熱(外張り断熱)をお勧めします。
これにより、地熱利用も促進され、夏涼しく冬暖かい住宅が、通常のコストの範囲でつくることができます。そのうえ、全館空調やエアコンの快適さも、最小限のエネルギー消費で享受できます。
健康換気
- 健康的な生活を営むには、各室の換気量を季節により毎時0.9回〜1.5回でコントロールする必要があります。
シックハウス対策法で定められている毎時0.5回という数値は、病気にならない最低限度の基準を示しているだけで、健康的な生活を約束する数値ではありません。省エネの見地から換気量を最低限に絞るべきとする一部専門家もいますが、健康的=グリーンという考え方からすると、カナダやスウェーデンで最低基準とされている毎時0.9回以上、毎時1.5回以下が適正値だと思います。
さらに人間のためだけでなく、建物のための換気もあります。この点では北欧、ドイツ、北米の技術に一日の長があります。特に、それらの国々の屋根部分の換気は、夏の熱さや冬の寒さをパッシブ(自然力で解決)することに役立ちます。この手法は日本の古民家の研究で実証されているように、夏季の室内湿度を下げる効果も高いのです。この技術を発展させたのが当社のSISV工法です。
水資源の活用と維持
- 水資源は無限のように思われますが、上水道には多大なエネルギー、人件費がかかっています。
日本のトイレの洗浄水は、日本の便器メーカーの努力により、世界最少の使用量になっていますが、その日本であまり活用されていないのが雨水です。
たとえば、雨水を貯めるタンク(市販価格6万円程度より)を設置することで、庭の水まき、打ち水などに有効活用できます。また、建築敷地の建物以外の部分を、できるだけ土のまま残したり、舗装を浸透性のアスファルトにしたり、ガーデニング計画に砂敷きレンガを採用したりすることで、雨水が地面に還る配慮も可能です。
再利用でき再生する資源の活用
- 木は再生と持続に優れた素材です。
私たちが木造の家をお勧めする理由が、ここにあります。樹木は生長段階でCO2を吸収しO2を排出し、地球環境を整えてくれています。
その反面、大きく育ってしまうとCO2の吸収をやめてしまいます。その大きくなった樹木を建築資材に使い、その代わりに苗木を植樹していくことは、再生と持続の理にかなうのです。
骨組みのみならず、内部の仕上材やインテリアにも、再生可能で自然に還る素材を使用することで、地球環境の維持に貢献できます。目的や用途により木材で建築できない場合でも、リサイクルなどを考慮し、環境負荷が最小限になるように最大限の努力をします。
自然エネルギーの利用
- 自然界には無限のエネルギーが存在しています。
太陽の光や熱、風力、地熱などです。現状ではそうした自然エネルギーだけで暮らしのエネルギーをまかなうことはできませんが、たとえば、基礎断熱で地熱を利用し冷暖房を省エネしたり、低消費電力のDCモーター換気扇を採用するなど、省エネ&断熱性向上の技術と併用することにより、グリーン&サスティナブルな家づくりが、特別なコストをかけることなく可能になります。