
首都圏から静岡県東部への移住を考え始めた方へ
静岡県東部エリアは、海や山や川など自然の豊かさ・温暖な気候・子育て環境・東京へのアクセスの良さがそろう、ちょうど良い暮らしができる地域です。ですが、実際に住んでみると「思ったより車が必要」「地域ごとに特徴が違う」など、事前に知っておくべきポイントも多くあります。そこで今回は、20代からシニアの方まで幅広い世代が移住を成功させるために重要な“10のテーマ”に絞って、分かりやすくまとめました。あなたの理想の暮らしづくりに、ぜひお役立てください。
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●渉外&顧客担当=(有)中西工務店 川崎 誠

私たちの住んでいる静岡県東部エリアは、富士箱根伊豆国立公園に含まれております。日本一の高さと美しさを誇る富士山地域、何度も噴火を繰り返してできた火山の趣を残す箱根地域、かつて南洋にあった火山島や海底火山群が衝突して誕生した伊豆半島地域や伊豆諸島を総じて、富士箱根伊豆国立公園と呼ばれております。
何より首都圏から近い事も有り、観光から身近な旅行の盛んな地域であり、最近では首都圏等からの移住の人気が高い地域になっています。

Comfortable Area
一昔前の別荘ブームの時には、出来るだけ不便な地域に人気が集中しましたが、現在の人気は『移住・住替え』ですので、日常の生活や交通手段の便利な上図のComfortable Area周辺に移っています。これら生活に便利でしかも身近に自然を満喫できる地域である、沼津~三島~伊豆~御殿場も、大きく下図の様に分類すると分かりやすいかと思います。
沼津・三島・伊豆版
沼津~三島~伊豆は大きく下図の様に分類すると分かりやすいかと思います。

それぞれの地域ごとのポイントと移住実例
付録で
おらが町の富士山チェックポイントもご紹介いたします。
| 沼津市北部~長泉町 |

沼津北部から長泉町に掛けては、昭和30年代から愛鷹山南麗を中心に宅地の開発が盛んに行われてきました。現在では、岡宮地域で大規模な区画整理事業が継続されており、定期的に住宅用地が不動産市場に出ております。居住人口の増加により東名インターへのアクセス道路(通称グルメ街道)沿いは、観光客向けの土産物店から大型スーパーや家電量販店への業態変更が活発に行われております。東名・新東名高速道路へのアクセスはとても良い為、車での移動を重視する方には便利な地域になります。気軽に別荘ライフを楽しみたい方には、会員制ゴルフ場に隣接する【新沼津カントリー別荘地】や、おしゃれな観光スポットの長泉町の【駿河平分譲地】をお勧めいたします。それぞれ大手企業が開発し管理規約等しっかりしておりますので、お手軽に快適な別荘ライフを楽しむ事が可能です。
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| 沼津市北部は、愛鷹山山ろくを富士市まで延びる旧根方街道を中心に発展してきました。愛鷹山の上から山頂だけ見せるのが、この地域の富士山です。 | |
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根方街道沿いには今でも要所要所に湧き水の出る場所が有り、愛鷹山は生活の一部、神々しいのが富士山という感覚なのでしょう。 |
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長泉町駿河平まで来ると富士山も宝永山辺りまで見えてきます。 |
| 沼津市西部 |

沼津西部になりますと、愛鷹山南麗では排水の関係から中小規模な開発が中心に行われてきました。この地域の特徴は、三島駅や沼津駅では困難ですが、片浜駅や原駅を利用した駅徒歩圏内の物件がお手頃価格で購入出来る事になります。
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| 三島市で育った私にとってはとても違和感のある風景ですが、この地域では、愛鷹山の左側に富士山が見えます。ちなみに私の中では富士山は愛鷹山の右側に常にあり、小学生の頃初めて富士市に行った時、富士山と愛鷹山の関係がどんどん変わっていき、とても驚いたのを今でも鮮明に覚えています。「おらが町の富士山が日本一」と思っているのは、私だけでは無い様です。 |
| 沼津市南部~清水町 |

富士山と駿河湾に抱かれた風光明媚な沼津市、その中でも海を中心に考えるならば、沼津市南部や清水町がお勧めです。 沼津港を中心とした食の文化や観光スポット、ヨットやウィンドサーフィン、ダイビングなどのマリンスポーツ、そして入り組んだ地形が織りなす豊富な釣り場や釣り船の豊富さ、海を中心に考えるならば南部がお勧めです。その中でも生活の便利さを重視するなら香貫地区や清水町がベター、よりアクティブに海を楽しみたいなら、どんどん南へ行きましょう。
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| 沼津市からの富士山で一番有名な写真と言えば、大瀬崎と駿河湾越しに富士山が見える、このアングルではないでしょうか?本物の富士山を見た事の無い方でも、この写真は見た事があるのでは? |
| 三島市北東部 箱根西麓 |

| 三島市南部~函南町 |

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| 私の住む富士見台の一番上から見た富士山です(富士山の左に有るのが愛鷹山です)。因みに私の家からは廻りの雑木林が高くなってしまい、小屋裏収納の窓からやっと富士山の頂上が見える程度です。 |
| 伊豆市~伊豆の国市 |
伊豆に移住するなら、自然に恵まれた田舎暮らしをしたい!
でも田舎暮らしと言っても不動産物件は様々です。
伊豆市、伊豆の国市には、田舎暮らしに適した物件が豊富にございます。
でもちょっと待ってください。
ご自分たちがやりたい事はお決まりですか?
まずはご希望の優先順位を決めて見てはいかがでしょうか?
ご要望ベスト5
〇富士山が良く見える
〇温泉が有る
〇管理が良い。
〇買い物等生活しやすい
〇広い庭
| 裾野市~御殿場市~小山町 |
山を中心とした田舎暮らしを手軽に満喫したい方は、富士山エリアの裾野市、御殿場市、小山町がおすすめです。(新)東名高速道路へのアクセスも良く、管理のしっかりした別荘地が多くあるので、初めての田舎暮らしをする方も安心してお住まいになれます。
裾野市では、千福ニュータウンは半数以上の世帯が常住しております。もう少し自然を満喫したい方は、十里木地域がおすすめです。富士急行や大昭和製紙など大手が分譲し、管理の行き届いた別荘地が多くあるエリアです。
御殿場市は、明治時代に入ってから富士山登山道の整備が進み、明治22年に現在の御殿場線が東海道本線として開通してからは、富士登山の別荘地として発展しました。外国人も多く訪れドイツ人が伝えたハムづくりは、今でも地域の名産品として有名です。箱根山麗の東山エリアには当時の別荘が今でも多く使用されています。
小山町は、標高500mを超えた須走エリアが移住の中心です。
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| 普段三島から見る富士山に見慣れていますと、たまに御殿場から富士山を見るととても男性的に見えます。山の岩肌や凹凸が間近に見えますので、同じ山なのかと思ってしまいます。 |
-- 首都圏から静岡県東部への移住を考え始めた方へ --
1. 移住目的をはっきりさせる
移住の成功は「何を優先するか」を明確にすることから始まります。自然環境の良さを求めるのか、子育てのしやすさか、東京へのアクセスか、老後の落ち着いた暮らしなのかによって選ぶべき市町は大きく変わります。目的が曖昧なままエリア探しを始めると、情報量の多さに振り回され、判断軸がぶれがちです。「絶対に譲れない条件」「できれば欲しい条件」「妥協してもいい条件」を書き出し、家族で共有することが大切。「後悔しない移住」は、この最初の作業でほぼ決まります。
2. 車社会の生活を前提に考える
静岡県東部は、首都圏のような鉄道中心の生活とは異なり、基本は車移動が中心となります。駅近でなくても暮らしやすい反面、車がないと生活の幅が狭くなる地域も多いです。特に子育て家庭は、送迎・買い物・通院などで車のありがたみを実感します。シニア世代も、免許返納後にどの程度バスやタクシーが使える地域か、事前に確認しておくと安心。車ありきの生活設計が、ストレスのない移住につながります。
3. 東京通勤は「駅・路線」で大きく差が出る
静岡東部では、東京通勤を前提とする場合、新幹線の三島駅・新富士駅へのアクセスの良い、三島・長泉町・沼津・富士が選ばれやすい傾向があります。また、函南駅や片浜駅など在来線の“穴場駅”を上手に使えば、コストを抑えた通勤も可能です。大切なのは、「通勤時間」「交通費」「自宅から駅までのアクセス」を総合的にシミュレーションすること。これを怠ると、移住後に負担を感じやすくなります。
4. 子育て環境(保育園・教育・支援)を重視する
保育園の入りやすさは市町によって大きく差があります。長泉町は人気が高く競争率も高め。逆に沼津市・裾野市・富士市は比較的入りやすく、共働き家庭でも計画が立てやすい傾向があります。また、子育て支援制度は魅力的ですが、毎年制度が変わり、近隣市町が横並びになることも珍しくありません。必要以上に一つの制度だけにこだわるのではなく、保育園・学校・児童館・公園など「日常の使いやすさ」で判断するほうが、満足度の高い移住につながります。
5. 土地・住宅価格は「山側と海側」で違う
静岡東部では、もともと海側は買い物や学校が近く、生活利便性が高い分、土地価格が上がる傾向があり、一方、山側は自然が近く静かで広い土地が比較的手に入りやすいのが魅力でした。しかし、近年重大災害に対する考え方が変わり、各ハザードマップの有無や日常生活の利便性で価格差は大きく変わります。首都圏と比べると選択肢が多く、希望に合わせた住まい探しが可能ですが、価格だけで判断せず、生活動線や徒歩圏のインフラも含めて総合的に見る必要があります。
6. 気候・風土の特徴を理解する
静岡県東部は全般的に温暖で過ごしやすい地域ですが、エリアによって気候がかなり異なります。沼津は風が強い日が多く、洗濯物がよく乾く一方で海岸に近いエリアは防風・塩害対策も必要。富士・御殿場・裾野の標高の高い地域では、冬の冷え込み対策が重要になります。また晴天率が高いため、太陽光の相性も良い地域が多め。移住後の暮らしやすさを左右するため、風の通り方、季節ごとの気温差など、気候に合わせた住まいづくりが必要です。
7. ハザードマップの確認は必須
静岡県東部は、海・川・山が近い地形のため、エリアごとに津波・洪水・土砂災害のリスクが異なります。沼津は津波、富士市は洪水、御殿場周辺は火山灰が代表ですが実は細かく細分化されています。一見問題なさそうな小さな川でも洪水エリアに指定されていることがあったり、逆に海に近くても高い防波堤が整備されていたりしており、ハザードマップで確認することが重要です。災害リスクは“家を買ってからでは変えられない条件”のため、最初の段階でしっかり向き合うことが移住の安心につながります。
8. 医療・生活利便性の差を知る
三島・沼津・富士エリアには大病院が多く医療体制は比較的整っていますが、人気病院は予約が取りにくいことも。そのため「かかりつけ医」の確保が重要になります。子育て世帯は小児科の多さ・夜間対応の有無もチェックしておくと安心。また、普段の買い物やドラッグストア、クリニック、バス路線など、日常生活を支えるインフラはエリア差が大きいため、実際に歩いて確かめることが移住後のストレス軽減につながります。
9. 働き方と地元の産業構造を把握
静岡県東部は製造業・医療・観光が特に強い地域で、地元企業で働く場合は業種が偏る傾向があります。一方で、リモートワークが中心の人は、比較的どの地域でも暮らしやすく、住む場所の自由度が高くなります。また、東京に定期的に出向く働き方の場合、新幹線の利用有無が家計に大きく影響します。通勤コスト・時間・働き方の自由度など、今後数年のライフプランを踏まえて住む場所を選ぶことが大切です。
10. 中古住宅+リノベという“コスパの高い選択肢”
静岡東部は首都圏に比べて中古住宅の供給が多く、価格帯も幅が広いのが特徴です。特に箱根山麗に開発された大型分譲地は、世代交代が進み売中古物件も多く公開されています。リフォームやリノベを前提にすると、理想の間取りやデザインを実現しやすくなります。新築にこだわらず、中古+リノベを検討することで、予算と希望を両立した住まい選びが可能です。