工法・テクノロジー

中西工務店の断熱レベル

中西工務店では、2002年以降からZEH基準のUA値=0.6 以上の性能のお家を作り続けております。厳密には間取りによって数値は変化しますので一棟一棟、省エネ計算を行いますが、基本仕様で十分に最高レベルの断熱性能のお家になります。
近年、国が推進する省エネ関連の補助金についても、別途費用がかからずに補助金を受けることができます。

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いま話題の外断熱(外張り断熱)。
しかし、その仕組みについて、
誤解やカン違いをされていらっしゃる方が多いようです。
まず、内断熱との違いからご理解ください。


外断熱(外張り断熱)とは、たとえば冬の寒さを防ぐために、私たちがコートを羽織るようなものです。
たとえ新聞紙であっても、体に巻くとそれだけでけっこう暖かくなります。
実は、夏にも同じことが言えます。砂漠の民は全身に布を巻いたような民族衣裳で、暑さを体に伝えないようにしています。
日中に高温となる砂漠性気候の土地は、逆に夜間は相当厳しく冷え込みます。あの民族衣裳には、暑さと寒さの両方に対応する暮らしの知恵が息づいているのです。
足元まですっぽり包んで遮熱と断熱をしているというわけです。


建物で足元にあたる部分は基礎ですが、その基礎からしっかりと外断熱にすれば、暑さ寒さが建物の中に入りにくくなります。砂漠の民の衣装と同様、そのほうが快適になるのです。
誤解しないでほしいのですが、
従来の内断熱(充填断熱)が悪いと言っているわけではありません。
「内断熱だけでは足りないことがありますよ・・・」と言っているだけです。
断熱の歴史は、住宅にしろ冷蔵庫にしろ、すべて内断熱から始まりました。
物理的に実用化しやすかったのがその理由。今でも冷蔵庫は内断熱が主流です。
住宅をつくる上においては、現在の施工技術を持ってすれば、単なる断熱性能だけなら、内断熱で十分かもしれません。しかしながら・・・


●夏季の遮熱性能が不十分であること
●長期的に見ると外壁内での結露による構造躯体の腐朽の心配であること


この2点が短所としてあげられます。
そこで、遮熱・断熱性能の高い外壁仕上材を使用する場合を除いて、
私たちは外断熱をお勧めしています。
中西工務店では、外断熱のお宅を最初は実験棟を兼ねたモデルハウスで試行錯誤を重ね、外断熱の施工に必要な技術ノウハウの蓄積経て2020年の時点で20年以上、200棟以上の実績があります。


社員大工での施工を主体として内製化することで、同レベルの充填断熱のお家を作るのに対して、特殊ビスの費用が5万円程度、大工への手間賃が6万円程度、計11万円ほど余分にかかりますが、
これぐらいのプラス出費で「安心と快適」が得られるなら高くはないと思います。
さらに、U値やC値も確実なものになりますので、より安心かと思います。

 


中西工務店の使用する断熱材

外断熱(外張り断熱)に使用する材料
  • ●ポリスチレンフォーム(ビーズ法)=EPS
    原料はポリスチレン樹脂と発泡剤で、いわゆる発泡スチロールです。耐水性があり、軽く、緩衝性と耐久性の高い断熱材です。当社使用のポリスチレンフォームはさらなる安心を確保するため、米AFM社特許でライセンス生産される「防蟻処理済みEPS」を使用しています。
  • ●遮熱面材付高性能硬質ウレタンフォーム
    発砲プラスチック系断熱材としては最高水準の熱伝導率0.018W/(m・K)の性能で、更に遮熱性能に優れたアルミ箔面材を採用したハイグレード仕様で夏も不要も快適なZEH、HEAT20 G1・G2レベルの省エネルギー住宅とすることができます。
内断熱(充填断熱)に使用する材料
  • ●グラスウール断熱材(日本製)
    ●羊毛の断熱材(ニュージーランド製)
    ●セルローズ断熱材(フィンランド製)
    ●ロックウール断熱材(日本製)
    ●アイシネン断熱材(カナダ製)

SOLO断熱とDUO断熱

SOLO断熱とは
100年住宅対応のSIPS(防蟻EPS)の外張り断熱通気工法です。外壁仕上げは、ガルバリウム断熱サイディング・窯業サイディング・弾性塗り壁仕上げなどが選べます。
DUO断熱とは
SIPS(防蟻EPS)の外断熱をメインの断熱として外壁に施工しサポートの断熱として壁の中の充填断熱(内断熱)を施工します。
DUO断熱のメリットは
SIPS(防蟻EPS)の外断熱をメインの断熱として外壁に施工しサポートの断熱として壁の中の充填断熱(内断熱)を施工します。
  1. 建物の快適さと省エネの指標となるQ値が飛躍的によくなる
  2. 室内の反射音が軽減される
  3. 住宅の耐用年数=寿命がより長くなる
どちらも、EHCシステムとの組み合わせですので、高気密+高遮熱断熱 +地熱活用+可変型セントラル換気による快適省エネな快眠住宅が出来上がります。

SOLO&DUO断熱 外断熱(SIPS)

DUO断熱 充填断熱(羊毛ウール)(SIPS)

これからの断熱仕様はどうなる?

地球温暖化対策(CO2削減)が促進されカーボンニュートラルを目指して国や企業の取り組みが進む今後は、さらに高い省エネが要求されてまいります。
外断熱だけでも、内断熱だけでも、求められる性能を満たせないと思われます。
そこで当社では「外断熱+内断熱」のDUO断熱(ダブル断熱)へ移行してまいります。
デザインや構造の収まりに応じて、各種の断熱材と断熱工法を組み合わせて、
あなたの家に最適な断熱・気密工法を提案・施工いたします。

 




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