日本中で被害が拡大している外来種の「アメリカカンザイシロアリ」は、 乾燥材を好み、蟻道を作らず、さまざまな方向から建物に進入します。 |
木造住宅では、地盤より1m以内の部分を防腐・防蟻措置することが 定められていますが、この規定は、湿気を好み床下から進入する在来種の シロアリ対策を想定しており、乾燥材を好むシロアリには効果が少ないと 言わざるを得ません。 |
当社では、以前より防蟻加工されたEPS(発砲ポリスチレン)を外張り断熱に 使うことで、地盤より1mを越える外壁部分からのシロアリの進入に対しての 対策をしてきました。 また地盤より1m以内に関しましては、天然素材の除虫菊を成分とした防蟻処理と、 土中埋設方法(基礎断熱工法に効果があり再施工コストが安い)の2種類を選択し、 施工出来る様にしてきました。 |
今回上記の施工に加え、諸外国で木材保護を目的に50年以上の施工実績のある ホウ酸を基材とした防蟻・防虫・防腐薬剤を、外部の構造材に塗布する方法を 標準対応といたしました。薬剤が浸透しやすい為長期間効果が有り、 人畜無害の薬剤は、現在のところホウ酸系薬剤が一番です。 また木材に浸透するので、南洋材に多い「キクイムシ」にも効果が有ります。 |
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ホウ素系薬剤を詳しく知るには、 http://apbwp.org/ |