ファイナンシャルプランニングQ&A 「人生設計図」


  ケース1 
 
 「マイホーム計画を進めたいのだけれども大丈夫?」
Que.
「本人35才、妻33才、共に会社員です。子供は長女4才、長男0才の二人、
妻は現在1年間の育児休暇中ですが、平成23年4月から職場に復帰する予定です。
実家の近くで土地の分譲が始まり、これを機会にマイホームの計画を進めたいのですが、
自分たちの計画に無理は無いか教えてください?返済比率25%なら大丈夫とかいろいろ
言われているのですが、どうもその根拠が良くわかりません。よろしくお願いします。」
というご質問です 。
 
さらに詳しくお聞きしました内容は、
  土地代 2000万円  
  建物代 2600万円  
  諸費用  450万円  
  合計 5050万円  
  自己資金 1800万円 (ご両親からの援助を含め)
  住宅ローン 3250万円 (60才定年時に完済希望)
  ご主人年収  600万円  
  奥様年収  200万円 のご計画だそうです。
   
 
Ans.
①60才の定年時までに住宅ローンを終わらせたい
②毎月の支払額が変わらない方が良い。
の2点のご要望でしたので、毎月の返済額が変わらない長期固定金利の
フラット35で、シミュレーションをしてみましたました。
フラット35で3250万円を25年借入した場合、毎月の支払いが¥142,710-
  (金利2.31%、ボーナス払いなしで試算)、
年間返済額は約172万円となります。ご年収に対する返済比率は、ご主人様
単独で28.8%、奥様が復帰してからの収入を合わせますと21.6%ですので、
一応安全圏といえます。
   
グラフ1
   
  上のグラフは、25年後の60才定年時に1000万円の退職金を受取り、
完全に退職するというシミュレーションです。
定年後の25年目から30年目で大きく貯蓄を取り崩し、35年目の70才を過ぎてから
貯蓄総額がマイナスになってしまっています。
   
  マイホーム計画を進める際クリアすべき第一ステップは、ご主人様の65才時点での
貯蓄総額です。この時点での貯蓄総額が3000万円を確保していれば一応健全な
計画と言えるでしょう。(※1)
   
  この計画では、65才時の貯蓄総額が約1000万円となっています。一番の原因は、
お分かりのとおり60才から65才までの収入減です。
M様の会社では60才から65才までの定年延長制度がありますので、長期計画面では、
少し見直しが必要ですね。
   
  但しM様の今回のマイホーム計画では、15年目に目標の約3000万円の貯蓄が
出来ていますので、基本計画としましては健全なマイホーム計画かと思います。
毎年200万円ずつ貯蓄している計算ですね。
毎年200万円の貯蓄というのは、M様の家計収入の約25%に当たります。
資金計画メルマガでもお話しておりますが、貯蓄の目標は最低年収の15%ですので、
目標値をクリアしています。
M様のお宅では、15年目から22年目までの間、2人のお子様の大学進学に伴い
一時的に教育資金が増加することで、毎年の単年収支が赤字になってしまいます。
15年目で3000万円の貯蓄を最低目標として計画してください。
   
  次に、定年延長制度を利用して60才から65才までそれまでの6割程度の所得が
確保された場合をご覧ください(グラフ2)。収支曲線がこんな具合に変化します。
30年目、ご主人が65才の時の貯蓄額が前回の900万円から3300万円に
増加しています。これならば基本的には健全な「人生設計図」をいえるでしょう。
   
グラフ2
   
  M様は、この「人生設計図」を基に、マイホームのご計画を進めらるそうです。
次回の打ち合わせ時には、家計の見直し「無駄」「保険の見直し」「老後資金」
に付きまして詳しくお聞きして、さらに詳しい「人生設計図」を作ることになりました。
   
  (※1)
老後の生活の為には、3000万円の貯蓄が必要と言われますが、
簡単に言いますとこんな計算式に基づいております。
   
  老後の必要資金=約10万円(毎月の生活費-年金支給額)×12ヶ月×
20年(男性の平均寿命85才-年金開始65才)=2400万円
にその後の奥様の生活資金を加えた金額です。

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