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外張り断熱 (外断熱) は、外壁の構造用合板の外側に取り付けますので、防湿層は構造用合板の外側になります。ですから、壁の中は室内と同じ環境として扱われます。 | |
では、いったいどちらの工法がどのように優れているのかQ&Aで解説しましょう。 |
Q. 洗濯物の室内干しは? | A. | 充填断熱 △ |
外張り断熱 ◎ |
充填断熱は防湿層の切れ目やコンセントなどから壁の中に湿気が入り、壁体内結露を起こす可能性が大きい。外断熱は室内干しの湿気が特定の壁内に入ることなく、家全体の空気の中で拡散&換気処理されるので構造体に影響を与えない。 |
Q. 外壁側の室内にポスターを ピンで留めたい |
A. | 充填断熱 × |
外張り断熱 ◎ |
充填断熱ではピンが防湿層を破ってしまうので不可。外断熱では石膏ボードを貫通するピンでも何の影響も無い。 |
Q. 外壁側の室内に掛け時計やおしゃれな棚を取り付けたい | A. | 充填断熱 △ |
外張り断熱 ◎ |
充填断熱では上記と同じ理由で、柱や間柱以外の部分にビスや釘を打つ事は防湿層を破く事になり不可。 |
Q. 柱の厚みを利用してDVDやCDを入れる棚を作りたい | A. | 充填断熱 × |
外張り断熱 ◎ |
充填断熱は防湿層の切れ目やコンセントなどから壁の中に湿気が入り、壁体内結露を起こす可能性が大きい。外断熱は室内干しの湿気が特定の壁内に入ることなく、家全体の空気の中で拡散&換気処理されるので構造体に影響を与えない。 |
Q. 木造の柱や桁などが自然な状態で木らしく活きられるか? | A. | 充填断熱 △ |
外張り断熱 ◎ |
充填断熱は室内側にポリフィルムを張り巡らすために『ビニールハウス』等と悪口を言われる事も有る。室内環境と構造の木材をポリフィルムによって違う環境に隔ててしまうので、構造の木材は常に外気と同じ環境の中に存在する。外断熱は室内環境と同じ環境の中に構造となる木材が存在するので、人が快適ならば木材も快適な環境に居る。 |
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