基礎外断熱系はそれなりの技術と経験と知識が必要な工法であって、専
門性が高く要求される。弊社では140棟以上の経験を有する。

床断熱はその材料と厚みと施工方法や施工技術により、断熱性能に大き
な開きができるので評価が難しい。基礎断熱系では基礎内断熱が思った
ほど の効果がでないので△となり、基礎両側断熱の効果は高いが、この
地域で はオーバースペックとなる。基礎外断熱は検査や補修が容易で一
定の断熱 性能が安定して確保できる。

基礎のコンクリート自体が暑さや寒さや雨や紫外線から守られている。
基礎外断熱系はその耐用年数が上に優れる。基礎内に外気を通気する床
断熱は冬季に床断熱の下側で結露が起きて床下に水滴が落ちる事は、学
会でも知られている事で、基礎コンクリートの耐用年数と併せて断熱材の
耐用年数にも影響をすると思われる。その場合、断熱材種別の特性を見
極めることとコン クリートの強度を上げて置くことで対処する。

地熱を利用できる分だけ基礎断熱系が有利になる。基礎外断熱参考実測
値（外気温－4℃で床下は12.5℃、外気温35℃で床下は26.5℃）

床下が室内環境の基礎断熱系は床下の設備配管や配線が自由となり、床
付けコンセントや水回りの配管等による断熱欠損も無い。また、冬季の配管
の凍結の心配もなく耐久性もアップする。弊社で床断熱を採用する場合は
配管の経路や材料及び配線等の床貫通部分に関して細心の注意を払う。

シロアリの食害は、業者に確認すると、断熱の工法よりもそれに対する予防
措置の方法、定期点検及び定期施工と、建築時における建設業者のシロア
リ防除の方法によるという事です。弊社では事前配管方式を採用した上に
ホウ酸による木部処理を実施している。

基礎断熱系は床下が新築時のままのきれいな状態が保たれるので、床下
の定期点検が非常にし易い。弊社では戦車型の床下点検ロボットを使い施
主もパソコン画面を見ながら一緒に点検できる。

基礎外断熱系は、材料のメーカーがキチンとした施工を検査して、無料で5
年もしくは10年で5000万円までの保証を付けている。基礎内断熱に関して
は保証条件等が有るので、△とした床下断熱は一般的に地盤及び躯体１メ
ートルまでを薬品処理をして保証を受けるが無料ではない。