後悔しない土地選びってどうすればいいの?
その3
2022.9.9 ブログより 川崎誠 □「土地を安く買う方法って、あるのですか?」
これは土地を探しているお客様からよく聞かれる質問です。 同じものなら、できるだけ安く買いたい。実は私も休みの日には、スーパーでは半額になるまで待って買います(苦笑)。ですので気持ちはよくわかります。 同じものなら、なるべく安く買いたい。 そこで、今日は土地を安く買う方法(値切りやすい)を3つご紹介いたします。 □一つ目は、売れ残っている土地を探す方法です。分譲地と言うのは、売る目的で作られた土地です。 さきほどのスーパーの話ですが、惣菜などはその日の内に売り切りたい。 分譲地も同じで、売れ残りはディスカウントされやすいのです。建築条件付の土地でも、最後の一区画は建築条件を外してくれるケースもあります。 ただし、売れ残ってる理由を確かめることをお忘れなく。 例えば、今年売っても不動産所得税を多く取られるだけなので来年まで売りません。
□二つ目は、売り急ぎの土地を探す方法です。分譲業者と違って、一般の方が土地を売る理由は様々です。 でも、根本は、一つ目の考え方と同じです。 例えば、急いで売りたい理由に、相続税の納付があります。 それと会社なら倒産、個人なら破産というケースです。 そこで、買いたい土地があるなら、宅建業者さんに、「どうして売りに出されているのですか?」と聞いてください。 それに、この質問にちゃんと答えてくれる業者さんは、良い業者さんです。なぜなら、買主さん(あなたのこと)の事をキチンと考えている業者さんだから。 ですから、是非、聞いてください。
□三つ目は、競売物件を探す方法です。「競売」って聞くと、問題のある物件と感じるかもしれませんね。でも、競売物件は裁判所が売主で、入札で行われる正当な取引なのです。 価格ですが、相場の7~8割で購入できます。 当社のお客様でも実際に何軒かは、競売で土地を購入しています。 そんなわけで、債権債務があまり複雑でない物件を選んでください。 □不動産を安く買う究極の方法。
ここまでは、普通かなと思いますよね。実はもう一つ、究極の値切りの方法があるんです。 それは、あなたが、買いたい価格の理由を説明することです。 不動産価格に定価はありません。売値は、あくまで売主さんの希望金額なのです。 もちろん、宅建業者から、「この辺の相場は坪○○万円位ですので、○千万円位で様子をみますか?」というアドバイスもあるでしょう。 でも、価格を決めているのは売主さんです。そして、先程言いました様に買う側にも問題があります。 新聞広告や情報誌で見た値段を、定価だと思い込んでいるのです。値札が付いていたら、その値段で買うのが普通ですからね。 スーパーでは特にそうでしょう。安くしてとは言えないから、値引きされるまで待っている。 同じ様な感覚でいいのです。気軽な感じで。 もし、あなたが値切るのを業者がいやがる様なら、その業者は信頼出来ません。 どうして、その価格にして欲しいか。その理由をしっかり伝えてください。 例えば、月々の返済から考えて総予算が3,500万円で、建物に2,000万円必要なので、土地代は、1,500万円までしか出せないのです。 試してみない手は有りませんね。 土地探しを手伝ってもらっている設計士や工務店がいれば詳細な資金計画書などを作ってもらうのも良い方法ですね。 実は私のお客様も、詳細資金計画書をお作りしてから不動産屋さんと交渉して、何度も値引きに成功しています。 □まとめ
土地をお安く買う方法は色々ありますが、売るのも人、買うのも人、きちんと準備をして、きちんと順番通りに進めれば気持ちよく土地が買えると思います。
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担当 川﨑誠 |