後悔しない土地選びってどうすればいいの?
その4
2022.9.16 ブログより 川崎誠 □安くても買ってはいけない土地について「こんな所、よく買ったね」と言う話を、時々聞きます。 ちゃんと見ておけば、買わずに済んでいた物件です。 □1つ目は、給排水が整備されていない(出来ない)土地これは、結構あります。 実際の例で言うと、二つのパターンがあります。 もう一つは、本来は整備しないといけないのに、整備せずに使っていた土地。 不動産業者さんに、「給排水は整備されていますか?」と訊ねてください。 もし、出来ていないなら、費用が幾ら位掛かるかを聞いてください。 □2つ目は、周辺に嫌悪(けんお)施設がある土地一般的に、このような施設がある周辺の土地は安いのです。 例えば産廃処理施設や特殊な用途の工場です。 又臭いや音に関しては、人それぞれ感じ方が異なるので気にならなければ、お買い得とも言えます。 又音に関して言えば、サッシの性能によって全く違う世界ですので、気密性の良いサッシを色々体感してみてください。 どちらにしても、最初にお話しした用途地域を確認する事はとても大切です。 ちなみに、このような嫌悪施設の有無は、契約時の「重要事項説明書」に書かれていますので、必ず早めにご確認ください。 □3つ目は、大きな河川の近くや谷地にある土地です。これはある程度、想像つきますよね。河川の氾濫による水害とか、地盤沈下の不安もあります。 宅建業法の改正で、契約前の重要事項説明で、ハザードマップの説明が義務付けになりました。 □4つ目は、高台で見晴らしがいい土地です。えっ と驚くのは当然です。 確かに、こういう土地は、開放感や眺望が魅力です。バブルの頃に、傾斜地の造成が盛んに行われていました。 しかし、これも平地の土地と比べると基礎工事や地盤改良に必要以上にコストが掛かる事も有りますので、それらを含めますと、近隣の平地の土地と近い価格になると思っていた方が良いでしょう。 特に、掘込車庫付きの古い土地の場合、現在の法律では殆どのケースで掘込車庫の上には建物は建てられませんので、要注意です。 以上、4つの安くても買ってはいけない土地についてお話ししました。 □まとめいずれもこの様な土地を絶対に買ってはいけないと言う事ではありません。 安いには、安いなりの理由があるということです。
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担当 川﨑誠 |