地場工務店の点検 |
2021.3.16
2008年(平成20年)にお引渡ししました 沼津市西椎路にお住まいのS様から 「川崎さん、キッチンのキャビネットの中から 排水の臭いがするので、何とかなりませんか?」 とのお電話を頂き、本日ご自宅に伺いました。
キッチンで排水臭がする場合、最初の聞き取りが大切です。 1.キッチンのシンク内から臭いがする。 2.キッチンキャビネット内から臭いがする。 3.部屋全体に臭いがする。
臭いのする場所の違いからでも原因が予測出来ます。
S様のお話では、シンクではなくキャビネットを開けると 臭うとの事でしたので、排水ホースの抜けや劣化が原因 ではないかと考え訪問いたしました。
お客様のお宅を訪問した場合、まずは外から全体を見て 家の周りを確認し、変なところがないかをチェックいたします。 S様のお宅では、排水の臭いですので、駐車場にある 排水桝のふたを開けて確認します。
家の周りや排水系統に異常の無い事を確認し、いざご訪問です。
キッチンのシンクの下は大体こんな感じですね。
シンクには排水トラップというものが付いており そこからジャバラホースで排水管に接続されて排水が流れます。 ジャバラホース
ジャバラホースの先端に防臭キャップが付いており 排水管からの臭いの逆流を防いでいるのですが、 熱い湯も流れる排水ホースは年数が経つと伸び縮みを繰り返し 排水管との隙間が大きくなってしまうと、臭いが逆流してきます。 ジャバラホースの先端に付いているのが防臭キャップ最近はスライドタイプのキャビネットが多く、又デザイン上 ジャバラホースと排水管を接続する排水ホースは、 ほとんどのシステムキッチンで、点検口を開けないと 見えない構造になっています。
S様のお宅でも、引き出しを外して点検口を開けると 排水管から少し防臭キャップが浮いた状態でした。 ゴムの劣化は有りませんでしたので、防臭キャップを 元の位置の戻し、ビニールテープでがっちりと固定し 10年後に又臭う様になったら、防臭キャップを交換しましょう とご説明を致しました。
当社の特徴は不定期点検です。 こんな機会が有りますと、不具合の箇所をお聞きし 直せる所は直してしまいます。
S様はお手入れをしっかりしておりますので 普段の生活でのご注意点などをもう一度ご説明し完了です。 |
担当 川﨑誠 |