高性能住宅の冬の室温は、18℃~22℃くらいがベスト? |
寒暖の差が激しいこの頃ですが 高性能住宅の真冬の室温はどのくらいの温度が 快適で省エネルギーなのかご存知ですか?
高性能住宅の条件である高断熱・高気密の住宅は、 一年中、最も気候の良い5月の温度で生活できる 住環境を目指しています。
爽やかな5月の温度環境は。平均18℃くらいで、 20℃を超えると暑いと感じる程です。 しかも従来の住宅のように、部屋によって極端な 温度の差がなく住宅内の温度はいつも一定ですから 室内でカーデガンなどを身につけるだけで、真冬でも 十分快適に生活できるのです。
住宅の一室だけを暖房し、暖房していない部屋との 温度差が極端に大きい従来の家では、住宅内を自由に 動き回ることは不快に感じることでした。 今まで30℃近くの暖房温度で生活していた時と比較したら 18℃~22℃では温度が低すぎて寒いのでは? と思われるかも知れませんが、人が感じる温度は 簡単な表現で言うと、 (室内の空気の温度+壁天井の表面温度)÷2 と言われるように、例えば室内の温度が22℃ある状態で 壁天井の表面温度が10℃まで冷えてしまうと、 室内にいる人が感じる温度は、 (22℃+10℃)÷2=16℃に感じてしまいます。
同じく22℃の室内温度でも、壁天井の表面温度が 20℃を保っていれば、同様に室内にいる人が感じる温度は、 (22℃+20℃)÷2=21℃に感じます。 室内の空気の温度が22℃で人の体で感じる温度が21℃と その差がほとんどないと、5月の外気温が18℃くらいで 快適なのと同じように真冬でも快適に生活できます。 ちろん暖房の設定温度は低いので、省エネルギーになります。
私たち中西工務店ではこのように、真冬の室温が 18℃~22℃でも、住んでいる方が快適でしかも省エネルギーな 環境を作りだすために効果のある二つの方法を取り入れています
1.断熱性能を上げる 2.外張り断熱にして建物の躯体を蓄熱体とする
お住まいのお宅に設置した自動計測温度センサーによるデータや 当社柳沢ショールームで実大断熱構造モデルがございますので ご興味のある方はぜひお越しください。
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担当 川﨑誠 |