後悔しない土地選びってどうすればいいの? |
こんにちは。 中西工務店の川崎です。
今日は「後悔しない土地選びってどうすればいいの?」セミナー第3回目をお送りします。
「土地を安く買う方法って、あるのですか?」
これは土地を探しているお客様からよく聞かれる質問です。同じものなら、できるだけ安く買いたい。実は私も休みの日には、スーパーでは半額になるまで待って買います(苦笑)ですので気持ちはよくわかります。同じものなら、なるべく安く買いたい。みなさんもそうじゃないですか?
建物は何もないところから作っていくので、安いだけでは困りますが、土地は同じもので変わりません。だから、土地は値切っても大丈夫です。出来れば少しでも安く買いたいですよね。(もちろん売主さんは、少しでも高く売りたいので、妥協点が必要ですが。)
そこで、今日は、土地を安く買う方法(値切りやすい)を3つご紹介いたします。
まず一つ目は、 分譲地で売れ残っている土地を探す方法です。
分譲地と言うのは、売る目的で作られた土地です。だから、業者さんは早く売りたいわけです。さきほどのスーパーの話ですが、惣菜などはその日の内に売り切りたい。コンビニエンスストアーのお弁当などは時間単位ですものね。そうでないと廃棄処分しなければいけません。だから夕方になると値引きしていますよね?分譲地も同じで、売れ残りはディスカウントされやすいのです。
建築条件付の土地でも、最後の一区画は建築条件を外してくれるケースもあります。ただし、売れ残ってる理由を確かめることをお忘れなく。
例えば、今年売っても不動産所得税を多く取られるだけなので来年まで売りません、とかの理由ですと、残念ながら値引きは難しい状況です。
二つ目は、売り急ぎの土地を探す方法です。 分譲業者と違って、一般の方が土地を売る理由は様々です。いつか売れれば良いと言う人もいれば、早く処分したいと言う人もいます。でも、根本は、一つ目の考え方と同じです。
と言うのも、急いで売りたいか?いつでも良いか?という違いなのですね。
例えば、 急いで売りたい理由に、相続税の納付があります。そういう売主さんは、相続した土地を出来るだけ早く売りたいと思うんです。一方、先祖代々の土地だからなるべく手放したくないという人もいます。最近は、早く売って換金したいと言う人が増えている様に感じます。それと会社なら倒産、個人なら破産というケースです。
つまり、 そういう売り急ぎの土地は、値引き交渉出来ると言う事ですね。
そこで、 買いたい土地があるなら、宅建業者に、「どうして売りに出されているのですか?」と聞いてください。
それに、この質問にちゃんと答えてくれる業者さんは、良い業者さんです。なぜなら、買主さん(あなたのこと)の事をキチンと考えている業者さんだから。ですから、是非、聞いてください。
それから3つ目は、競売物件を探すという方法です。 「競売」って聞くと、問題のある物件と感じるかもしれませんね。でも、競売物件は裁判所が売主で、入札で行われる正当な取引なのです。価格ですが、相場の7~8割で購入できます。当社のお客様でも実際に何軒かは、競売で土地を購入しています。
ただ、競売物件に占有者がいたりする場合はあまりお勧め出来ません。又中古住宅などは、中を見ることが出来ません。そんなわけで、債権債務があまり複雑でない物件を選んでください。また、専門家に手続きを代行してもらうという方法もあります。
ところで、 じつは、不動産を安く買う、究極の秘訣があるのです。
それは、
あなたが、買いたい価格の理由を説明することです。
以外と、説得力があり、効果もあるのですが、殆どの方はこれをやりません。不動産価格に定価はありません。売値は、あくまで売主さんの希望金額なのです。
もちろん、宅建業者から、「この辺の相場は坪○○万円位ですので、○千万円位で様子をみますか?」というアドバイスもあるでしょう。
でも、価格を決めているのは売主さんです。
そして、先程言いました様に買う側にも問題があります。新聞広告や情報誌で見た値段を、定価だと思い込んでいるのです。値札が付いていたら、その値段で買うのが普通ですからね。大阪のおばちゃんは違いますが(笑)。
スーパーでは特にそうでしょう。安くしてとは言えないから、値引きされるまで待っている。
ですから、みなさん、値段は交渉出来るという事を知ってください。海外でお土産を買うときに値切ってますよね?同じ様な感覚でいいのです。気軽な感じで。
もし、あなたが値切るのを業者がいやがる様なら、その業者は信頼出来ません。業者は買主であるあなたの代理ですから、あなたの味方のはずです。業者が売主の代理も兼ねてたら中立の立場になりますが。
どうして、その価格にして欲しいか。その理由をしっかり伝えてください。
例えば、月々の返済から考えて、総予算が3,500万円で、建物に2,000万円必要なので、土地代は、1,500万円までしか出せないのです。単に、1,500万円にして欲しいというより説得力があると思いませんか?
正当な理由を付けると、承諾してくれる確立が高くなるんです。試してみない手は有りませんね。
土地探しを手伝ってもらっている設計士や工務店がいれば、詳細な資金計画書などを作ってもらうのも良い方法ですね。
実は私のお客様も詳細資金計画書をお作りしてから不動産屋さんと交渉して何度も値引きに成功しています。土地の値引交渉の依頼はこちら
ではまた 失礼します。
今日のポイントは、言わないより言ってみよう、「まかりますか」の一言を。でした。
|
担当 川﨑誠 |