2020.7.3

重量鉄骨造の雨漏のご相談

 

昭和36年創業の中西工務店では、ご紹介等で

様々な建物の困り事のご相談を頂きます。

 

今日は、以前ご自宅のリノベーションを

設計施工させて頂いたオーナー様所有の

重量鉄骨の事務所併用集合住宅の雨漏のご相談です。

○印からの漏水の為、最初に3階の給排水配管と屋根からの雨漏を調査

軒天井のサビと水切りのしみが怪しいです。　

1階のテナントへの雨漏は別の原因と判明しました。　

 

新築後30年程経った重量鉄骨の建物です。

3階部分の集合住宅部分からの漏水とお聞きしての調査でしたが、

現地に伺い、1階のテナントさんからの聞き取りでは、

大雨のあった翌日、雨が上がってから一度だけドサッと音がして水が落ちてきた、

との内容でしたので、雨漏を疑いましたが、

まずはアポイントを取っていた3階のお部屋の調査から行いました。

水周りのチェックとユニットバスの点検口から天井裏のチェックを行いましたが

異常なし。

3階の天井裏は雨漏の跡も無く異常なし　

 

その代わりにユニットバスの排煙窓の部品の故障と

物干し金物が錆びて腐りｍ、先日の暴風雨の時にすっ飛んでしまったとのお話を頂きました。

新たに物干し金物の腐食及び破損が判明　

 

この日にお聞きした内容は、

1.1階テナントさんの屋根からの雨漏

2.2階軒天井部分からの漏水（多分雨漏）

3.3階賃借人様ユニットバス排煙窓部材交換

4.3階賃借人様物干し金物腐り交換

 

すぐに出来る補修と、見積する項目、詳細調査の必要な項目に分類し、

オーナー様に補修方法と合わせご報告いたしました。

こういう補修は、大工・板金・塗装・サッシ・コーキングと

工事が多岐に渡ってしまうので、どの工事を誰にいつ依頼するかを間違えると

工事の効率が悪くなり、最終的にはオーナー様に負担を掛けてしまう為

各職種の職人さんとの事前相談と細心の注意が必要です。

 

オーナー様からのOKを頂き、手配を開始しました。

準備が出来次第、補修工事を行います。

 

担当　川﨑誠