マイホームで失敗しない資金計画のお話 Vol.5 |
2020.12.5
こんにちはファイナンシャルプランナーの川崎です。
それでは、今日は 「具体的には、生命保険をどうすればいいの?」 をお送りします。
前回、 住宅購入時には、生命保険を見直すこと そして専業主婦・子供・夫・共働きと 各ケースでの生命保険の考え方をお話しましたが、 具体的にはどうすればいいのでしょう?
まず初めに、おさらいですが、 「生命保険」は、万が一の事が起きなければ、 「現金化」されないということです。
つまり もし万が一が起こらず、無事に老後を迎えた場合には、 支払った保険金は戻ってこないと言うことです。
そうであれば、必要最低限の保障を持ち、あとは貯蓄をして 「現金」にしておけば、「老後」も安心して暮らせますよね。 「保障」も大切ですが、「現金」がなくては、生活ができない、 そのバランスが、何よりも重要なんです。
では、具体的にはどうするかお話します。 よく「生命保険」を見直す際に「解約」を考えますが、 「解約」は、保険をやめる選択肢の中で、 多くの場合、最も「損」をしてしまいます。 それでは、最も「得」なやめ方はと言いますと、 ズバリ「払い済み」という方法になります。
この「払い済み」一般的にはあまり知られていませんが、 「解約」がキャンセルとすると、「払い済み」はストップです。
つまりここまででやめておく、というやめ方なのです。 このことで、そこまで払い込まれた保険料分の保障は残るということです。 数年経って、「解約」になったとしても、 寝かしておいた分利息が付きますので、多少なりとも手取りが多くなります。 もちろんその間も保障は継続されていますので、安心です。 しかし、残念なことにこの「払い済み」は、 保険の種類や加入年数によっては、 受け付けてもらえないケースも多くあります。
まずは、 ①「払い済み」ができるかを確認し、 できればラッキー、無理なようでしたら支払っていくリスクより やめてしまった方が「損」が少ないと思われますので、思い切って
②「解約」する、という順番で検討するのが、 一番良い見直し方法です。
その時に気をつけなければならないのが、 絶対に保険の「空白期間」を作ってはいけないということです。 順番は、必ず新規保険に加入し、「保険証書」が送られてきてから、 今の保険の①払い済み、もしくは②解約を行うという順番ですね。
いよいよ次回はお金の話のまとめです。 |
担当 川﨑誠 |