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古くて新しい樹脂サイディングの魅力

日本国内では、他の外壁材に比べ認知度の高くない樹脂サイディングですが、北米では50年以上前から多くの住宅で使われているとてもポピュラーな外壁材です。ここでは、樹脂サイディングの持つ特長やメリット、また日本であまり使われていない理由等もご紹介します。

樹脂サッシのメリット

1 優れた耐久性と軽さ
2 塩害に強い
3 凍害に強い
4 薬品類に強い
5 メンテナンスサイクルが長い

樹脂サイディングが普及しない理由

1 施工出来る職人さんが少ない
2 他の外壁材に比べデザインの幅が少ない
3 他の部材と合わせて防火構造とする必要がある 

メリット1 優れた耐久性と軽さ

樹脂サイディングの一番の特長は耐久性と軽さです。外壁自体の厚さは一般的なICカードと同じ約1mm程度です。重さは窯業系サイディング材の約1/10です。素材として使用されている塩化ビニル樹脂は耐衝撃性に優れており、軽さと耐久性を併せ持つ外壁材と言えます。

その軽さから、新築住宅はもちろん、既存の壁の上から重ねて取り付ける「カバー工法」による外壁リフォームにも適しています。


 樹脂サイディングの厚みは約1mmととても薄い外壁材ですが、18mmある窯業系サイディングと同等の耐衝撃性能を持っています。
JIS A1408準拠 建築用ボード類の曲げおよび衝撃試験方法

メリット2 塩害に強い

樹脂サイディングには塩害に強い特徴があります。塩害とは潮風に乗って塩分が外壁に付着する事で、「腐食」「錆び」「剥がれ」などが主な症状です。沼津市含め静岡県東部は海風を受ける地域が多く、塩害による外壁材の劣化が進んでいる住宅が多く見られますが、樹脂サイディングは塩害を受けにくい特長があります。


( JIS K6745準拠 プラスチック硬質ポリ塩化ビニル板)


メリット3 凍害に強い

一般的には温暖地と言われる静岡県ですが、特に私共が住む東部地域は、御殿場市・小山町や富士宮市などや裾野市の一部にも標高の高い地域など、準寒冷地と言ってもいいエリアが多く含まれます。

この様な準寒冷地では外壁材に含まれる水分が凍結と融解を繰り返すことによって外壁材の劣化が進む「凍害」が発生することがあります。

凍害によってひび割れが起きると、そこから水が侵入しひどくなると外壁材の表面の剥離にも繋がってしまいます。

メリット4 薬品類に強い

塩害をはじめ酸性雨や火山灰、散布した農薬や工場からの排煙など、外装材は目に見えない物質によって日々侵されているといっても過言ではありません。

耐薬品性試験の結果を見ても、窯業系サイディングや金属系サイディングに比べ、強酸や強アルカリに強いことがわかります。

メリット5 メンテナンスサイクルが長い

樹脂サイディングは厚さ1mm程なので重ね施工が出来ます。シーリングの必要がない為、メンテナンスサイクルが長くなります。

シーリングのないオープンジョイント工法のため下地胴縁の必要がなく、サイディング内外での圧力差が出来にくく、雨水の浸入を最小限にします。 万が一雨水が侵入しても、サイディングの裏面での放湿性が高く、サイディング内部は素く乾燥します。

樹脂サイディングが普及しない理由

この様に樹脂サイディングには多くの魅力的な特長があり、アメリカでのシェアは40%、カナダでは60%のシェアを持つ外壁材ですが、現在日本国内における外壁材のシェアは1%程度です。それでは普及しない3つの理由をご紹介します。

 理由1 施工出来る職人さんが少ない

樹脂サイディングを施工するには、窯業系サイディングや金属サイディングの施工とは異なる道具を準備する必要があります。また施工方法や納めも異なる部分がある為、施工方法を覚える必要があり、職人さんとしてはある程度以上のオーダーが無いと扱いたくないという事情があります。

その為当社では、樹脂サッシ専用の道具を会社で共通して購入したり、自社社員大工を中心とした施工チームで施工を行うなど、社内ノウハウを蓄えながら樹脂サイディングの普及を行っています。

理由2 他の外壁材に比べデザインの幅が少ない

外壁の中でのシェアが少ない為仕方ないのですが、窯業系サイディングや金属サイディングに比べデザインの幅が限られます。その中でも樹脂サイディングにしかない色合いや、ラップ形状で再現できる北欧スタイルやアメリカンスタイルといったデザインにはとても相性の良い外壁と言えるでしょう。限られたデザインながら流行に左右されにくい住宅の外観として長くお使いいただける外壁材と言えます。

 理由3 他の部材と合わせて防火構造とする必要がある 

建築物の外壁は、火災時の延焼を防ぐために建築基準法という法律によって制限を受けます。樹脂サイディングは1mmの厚さの外壁材のため、石膏ボードやロックウールなどの燃えにくい建材との合わせて防火構造の認定を取得しています。外壁材単独での認定では無いため、設計や施工がわかりにくいというのも樹脂サイディングが普及しない原因のひとつかもしれません。

上記の理由から、当社では樹脂サイディングの特長を生かし、新築はもちろん既存の外壁材の上から施工する外壁リフォームが、樹脂サイディングの特長を生かす方法と考えています。

メリットを生かして樹脂サイディングでの外壁リフォーム・新築をお考えの方は、ノウハウを持った建築士のいる当社までご連絡下さい。

出展、旭トステム、ゼオン化成

2024年5月22日 川崎 誠


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この記事は私が投稿しました。

川崎誠(専務)

土地選び・資金計画・リフォームを得意とし、
目指すはお客様への究極のホスピタリティー。

宅地建物取引士・FP(ファイナンシャルプランナー)
二級建築士の資格を持ち、
お客様の家作りのサポートに徹しています。

お客様の困りごとを何でも自分の問題として
解決方法を考えるのが好きなので、
マイホームのことでしたら何でもご相談下さい。

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